【特殊清掃士】の独り言　「電気料金と体調管理」

エムズトライのブログをご覧いただきありがとうございます。

代表の秦野です。

 

寒波により寒い日が続いています。

物価や電気代の高騰により、生活状況が変わってしまった方も

お見えになるかと思います。

 

電気代が10万円を超えたというお話もネットやニュースで見かけます。

 

物価、電気代の高騰により節約をお考えのかたも多いと思います。

いろいろとお考えと思いますが、体調の管理にはお気をつけください。

 

冷暖房はできる範囲で利用していただきたく思います。

体調を崩された場合、電気料金以上に身体的、金銭的なマイナスを

してしまいます。

最悪の場合、生死に関わります。

 

遺品整理士、特殊清掃士として携わった案件から、危険性を

お伝えしたく思います。

 

過去に、同一マンションで同時に2件の孤独死が発生したことがありました。

猛暑の時期でしたが、エアコンを使用せず熱中症で亡くなられていました。

 

特殊清掃、内装リフォームまで完了した後、オーナー様とお話しました。

 

オーナー様は、

「ひとり暮らしの高齢者が多いから、8月だけでもエアコンを使ってもらうために

電気代を配ることに決めた。」

とお話されました。

 

その後、

「電気代としてお金を渡したのに、エアコンを使用してもらえない。」

「『エアコン（冷房）は嫌いだから使わない。』と言われた。」

と寂しそうな感じでした。

 

一人暮らしの高齢者、孤独死の実際、そしてその後の話です。

 

遺品整理、特殊清掃では、様々なお話をお聞きします。

「もう少し早くお話できていれば・・・」

「もっと早く行政に相談してもらっていたら・・・」

と思うことが多いです。

 

日々の生活が苦しい方もお見えになると思います。

しかし　、夏の【熱中症】、冬の【ヒートショック】は孤独死の原因となることがあります。

できる限りでもいいので冷暖房を使用して、体調管理をしていただきたく思います。

 

遺品整理士、特殊清掃士の独り言でした。